研究室とか大学院って実際どうなん、という話、 研究室選びで悩んでいる方へ
ちょっと短いですが少し書かせていただきます
(前置きになりますが、
昨年後半は転職活動に明け暮れまして、結局、所謂総合コンサルに新たな軸足を置くことに決めました。
1月から始め、約半年各種のPJをこなしてきましたが、今のところ、まずまずやれている方ではないかと思います。)
さて、タイトルの通り、本題に入りますが
ある程度しっかり勉強されて大学に入られた理系の方は、大学四年のはじめに研究室選び(ゼミ選び)をされ、大学院試験を受けると思います。
あくまで私見ですが、大学4年でのベストなキャリア選択って何だろうという話をさせてください。
結論としては、「同じ学校の大学院は選択しないほうがいい」だと思っています。
ーー①大学3年で、就活を視野に入れるべきーー
大きく分けると、大学3年の進路の振り方として、
・就活する
・進学する
の二通りがあると思います。
まず、どうしても研究がしたい、という人はぜひ進学しましょう。
(ただし、どの大学院に行くかは後述)
実際のところ、経験上、大学の1~3年で研究への熱意を持っている人というのは全体の2,3割くらいなのではないかな、と思います。
私も入学当初は大学でどんな成果をあげてやろうかと思って入学していましたが、4年になるころには惰性で研究室に入り、惰性で院進学をしてしまった感がありました。
もちろん、「大学院を出ている」という箔みたいなものはつけたかったのですが、あまり深く考えていなかったように思います。
まずは、大学3年時点で就活する(しかもメーカーじゃなくて、商社、コンサル、金融など理系が結構活躍できる、高給な職はいくらでもあるのだが、意外とみんな見落としがち)ことをぜひ知ったうえで検討してほしいと思います。
※良くある勘違いとして、以下のようなものがあるので、ご参考までに。
「メーカーも、四季報見る限り平均給与高いし、院卒して技術者として入れば文系にも給料で負けない!」
四季報に書かれているのは平均であり中央値ではありません。まずはOpenworkやOpenmoneyで30歳時点の平均給与を比べてみると参考になると思います。あと理系は2年、社会人になるのが遅れますので、その時点で昇給が遅れる可能性も考慮する必要があります。
「給料で多少は文系に劣るとしても、そんなに生活水準変わらないのでは?」
勤務地が変われば生活スタイルが大きく変わりますし、給与に現れない福利厚生で大きく差があるケースが結構あります。
特にメーカーの福利厚生はひどいです。○レに行った友人は、岐阜の大垣勤務でボロボロの寮に12000円払わされるが、女子寮は駅チカの借り上げのマンションで8000円。
かくいう私も、男子は今にも地震でつぶれそうな小平駅の寮に8000円、女子は国立駅の大学近くのおしゃれな寮(こちらも借り上げマンション)などという格差を見せつけられていました。
上記のような状況でも、どうしても研究職に一度就いてみたい、という気持ちもよくわかりますが。。。。
とにかく就活という選択はぜひ一度考えてみてください。まずは①四季報を買って、②リクルートスーツと靴を3万くらいで買って、③説明会に行ってみてほしい!
ということが伝えたいです。オンラインの開催も増えていると思いますし、もしかしたらスーツも不要で参加しやすいのではないでしょうか。
ーー②大学院進学でもブランディング(学歴アップ)すべきーー
次に、大学院に行ってみて、自分が研究に向いているのか見極めて(博士も視野に入れたりして)みたい、という方についてです。
その大学のまま、進学する意味ってありますか?ということをぜひ考えてみてください。
大学院進学に際し、今の大学より入るのが難しい日本の大学(あくまで偏差値の話ですが)や、海外の大学を視野に入れてみてはどうでしょうか。
いくつか海外の大学のメリットを書いておきます。
(I)海外での経験値があると、日本の企業の就職、とくに転職において有利
(II)日本の企業文化が合わないなと思ったら海外での就職が視野に入れられる
(III)東大なんかよりさらにレベルの高い教育に触れられる
(東大ですら世界では40位くらいなので。。。その他の日本の研究機関もたかが知れている)
(IV)キャリアは自分で作るもの、という意識を再確認できる
個人的には、社会人になってから、強く感じさせられるようになったのは(I)、(II)、(IV)ですね。
どの海外大学が現実的にあり得るか、オンライン大学院とか今はかなりたくさん選択肢があると思いますので、次回以降で少しまとめて書きたいと思っています。
ーー③今ならまだ間に合う、大幅な進路変更ーー
もう研究とか、就職とか考えるの面倒だけど、「とりあえずお金は稼ぎたい」という人には以下のような選択肢もあると思います。
大きく分けると下記のような大幅な進路変更が、まだ比較的簡単にできると思いますので、一考の余地ありです。
(I) 航空大学に編入する
(II) 医学部に入りなおして医師を狙う
(III) 法学部に編入し司法試験を狙う
(なぜ上記のようなパターンを検討するかはまた別の機会に詳しく話させてください。。。
ただ、ざっくりいうと、
・収入面で申し分ない
(これまでの努力を何で回収するかというと最もわかりやすいのが、お金だからです。人は努力に見合ったリターンがないと頑張れない生き物だと思うので、お金という物差しでリターンをはかる事は重要です。)
・独立を視野に入れやすい
(これからは個人の時代なので、めちゃくちゃこの視点も重要だと思います。※除:パイロット)
という理由で、上記の進路3案を挙げさせていただきました。
乱文になってしまいましたが、
いったん今回のエントリはここまでにしたいと思います。
少し遅れると思いますが、そのうち続きを書きたいと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします。