TOEIC800点を超える為の「解き方テクニック」2つ

 

この解説を読んでわかること

リスニングのパート3&4の効率的な解き方

・リーディングのパート7の効率的な解き方

 

 

 

 

この解説の前提

前提①

TOEICで求められるスキルは大きく分けて2つあり、
・「地の英語力」
・「TOEICを解くための独自のスキル」(=テクニック) です
800点は、高校レベルまでしっかり英語を勉強した人なら、
TOEICを解くための独自のスキル」を身につけるだけで到達できます

 

前提②

TOEICは前半リスニング4パート、後半リーディング3パートの計7パートですが、
このうち、対策による効果が大きいのはリスニングの3・4リーディングの7だと考えます

 

前提③

地の英語力(文法・語彙・基本のリスニング力・速読力)は、基本的な教科書で鍛えるしかないので、粛々と時間のある時にやりましょう
TOEIC800点は、TOEIC用の単語帳を半分くらいカバーできていれば問題ないでしょう

 

では本題に入っていきます!

 

リスニングのPART3と4の解き方

少し長めの会話が放送され、3つの質問に答えるパートです

【以下、解き方】

①:放送が始まる前に、必ず先に問題文だけを読む

  選択肢は読まなくていい(混乱するので)

  先に問題だけ読むと、ざっくり話される内容が分かり、
  リスニングしやすいため

②:リスニング時、話し始めに集中して聞く

  はじめが聞き取れないと、そのあとが総倒れになるため

③:聞きながら、上から順に解く

  解いている間はリスニングが少しおろそかになりますが、
  意外と問題に関係ない部分も多い

  次の問題を読む時間も欲しいので、
  問題3つとも、聞きながら解くことがマスト

④:設問が放送されている間に、次の問いをすべて読む
  (以降、繰り返し)

リスニングの解き方イメージ




リーディングPART7の解き方

シングルパッセージとダブルパッセージ、トリプルもありますが、長文が出て、
2~5つの質問に答えるパートです

【以下、解き方】

①:初めに「一つ目の問題と選択肢4つ」を読み
  本文に移って、一つ目の問いだけを解く

  選択肢を読んでおくと、選択肢に近い内容が本文に出てきたときに
  「Aの選択肢と何となく近い内容だな」という意識が働き、理解しやすい

②:二つ目の問題を読んで本文を読み、回答する→3問目以降繰り返し

  あまりひねった問題でない限り、問題は文章に出てくる順に並んでおり、
  一問一問解いていく方が短期記憶が使えて効率が良い

リーディング7の解き方イメージ



私はこの解き方で、社会人になってから800点を突破することができましたので、
点数が伸び悩んでいる方はぜひ試してみてください!

 

 

 

 

 

 

大学生/若手社会人向け 大手企業の技術系総合職で働いてみてわかったこと⑥

 ⑥今就活中の大学生に戻れるとしたら何をすべきだったか

ここは主に大学院生向けの内容になります。

 

これまで書いてきたように、私はメーカー技術系総合職についてあまり良いイメージを持っていません。

1. 給与が安い

2. 事務系総合職より、就職までの道のりが険しい(大学院が時間的にロス)

3. 自分が作りたいものを作れるわけではない

といった理由からです。

特に、同じ理系ルートの比較として、医者や商社との給与の差には驚かされます。

どんな人でも、しんどくて自分の思い通りに進まない仕事なら、せめて報酬のもらえる仕事がいいなと思うようになってきます。本当に作りたいものがあるなら、自分でクラウドファンディングなり起業なりしてしまった方が絶対早いです。

そんな風に今の大学院生に社会人になってから思ってほしくないので、下記の事を自分に確認してみることを強くお勧めしたいと思います。

・自分にとって大事なことは本当に技術開発か?

・ゆったり田舎で過ごしていく人生でいいか?

・もし倒産するとき会社と共倒れになってもいいか?

・勉強や研究を頑張ってきたのに、社長の言いなりの人生でいいか?

・本当にメーカー技術総合職以外に選択肢はないか?

こういった視点があれば、自分も大学院のとき、もう少し違った選択をできたのではないかな、と思うのです。

 

上記の質問に対してすべてYesなのであれば、メーカーでいいと思います。

もしNoなのであれば、追加で下記のようなことをぜひ検討してみてください。

・全くの異業種は視野に入れなくていいのか?コンサル・投資銀行・商社は視野に入れるべきではないか?

これらの業界は、比較的大学院卒(理系)の採用があり、なおかつ給与水準も高めです。

転職をしたい場合にも、バックグラウンドとしてはかなり強いと思います。

やりたいことが社会人になってから分かってきたときに、資金や人脈もあり起業もしやすいでしょう。

私は社会人になってから知ったのですが、特にコンサル業界は院卒や博士卒で活躍している方も多く、考え方が研究や開発に似る部分があるので、ぜひ一度検討してみてほしいです。

(下記はコンサルに行く人ならほぼ誰でも知っているであろうバイブルですので、ご一読されることをお勧めします。)

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」 | 安宅和人 |本 | 通販 | Amazon

 

外資系メーカーは視野に入れるべきではないか?

働く場所にこだわりがない、しっかり稼ぎたいけどメーカー技術職は捨てがたいという人は、外資系メーカーをお勧めします。英語の勉強は必須になってきますが、英語を習得しておくだけで、年収が大幅に上がるのであれば検討の余地ありではないでしょうか。全然日本企業とベースサラリーが違います。

そして、今後衰退の一途をたどるであろう日本から、拠点を海外に移すという選択肢も当然出てくるでしょう。

 

 

 

実体験に基づきつつ、技術系総合職の若手の実際と、今後に向けてできそうなことや、今の大学院生への情報共有などをしてきました。

これらが少しでも、読んでいただいた方に参考になればと思います。

 

他にもこれについて知りたいなどあれば、ぜひコメント等お願いします。

が、大体の事はOpenworkやOpenmoneyでわかります。

ぜひ一度時間があるときに見てみることをお勧めします。

いくつかの企業について、Openworkの情報を比較してみたページもありますので、適宜参考にしてください。

esekyotogin.hatenablog.com

 

 

大学生/若手社会人向け 大手企業の技術系総合職で働いてみてわかったこと⑤

⑤技術系総合職リーマンの強みは何か?何ができるのか?

 

本当に大事な点は上記の背景を受けてなんの行動ができるかです。

事例としては下記のようなものがあると思います。

論文博士をとってさらに自分のブランドを高める

これは偶に見かけます。聞くところ土日は研究で潰れてしまう事が多いそうですが、この選択は、将来的に転職などを考えるのであればかなり良いと思います。特に外資系メーカーなども博士があれば視野に入れやすいというのがポイントです。2年ほどで取れるという噂ですが、なかなか簡単ではないですし、博士論文という制度自体が、国際的に認められていないという話も聞いたことがあります。

・知識の幅を広げてみる(転職を見据える)

勉強は得意だと思うので、これまで学んでこなかったジャンルにも知識を広げる手もあると思います。特に会社の経営戦略やマネージメントなどは、将来経営側になっていく人材として学んでおきたいところです。

・パートナー探しに邁進する

人生設計の中でかなり重要なパートナーですが、今やマッチングアプリなどで色んな人にいつでも会える時代です。

余裕のある時間を存分に投じて、未来を楽しく過ごせる相手を探すというのはとても意義のある事だと思います。

会社に大企業ブランドがあるので、そこまでモテないということはないでしょう。

・副業を始める

金銭的に今の勤め先が納得いかない、ビジネスそのものに興味が出てきた、という方は副業が良いと思います。ただ私のような化学系出身者では、なかなか今流行りのプログラマ等としての副業は考えづらいです。また会社で得られる知識もなかなか社外に出せなかったりと副業向きではないです。なので、それ以外のスキルや知識やブランドを活かす、例えば理科の家庭教師を個人で始めてみたり、資料作成の外注請負などが良いと思います。最近だとココナラ等で上記のような副業が探しやすいです。

 

・資産運用に本腰を入れる

ここも私が語るほどではないので、詳しくは自分で調べていただきたいですが、ざっくりと株式運用か、不動産運用などが人気です。

 

 

⑥に続く

esekyotogin.hatenablog.com

大学生/若手社会人向け 大手企業の技術系総合職で働いてみてわかったこと③

③30代以降のキャリア

一部の方は会社で何かしらの役職に就き始めると思いますが、大企業は本当に高学歴が多く年功序列の感が強いです。マネージャーのポストにつくのはほぼ40くらいになるのではないかと思います。役職がそれくらいになるとやっと年収1000万を超えます。

いわゆる出世ルートに乗った人は、下記のような進み方になります。大体35歳くらいから差が出てくるのではないかと思います。

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30歳以降のキャリア

ちなみに、商社とか医者はそんな役職に就かず、30歳いかないくらいでそれくらいの給与を余裕で貰えます。もちろん労働時間は多めだと思いますが,それでも時間当たり稼ぐ額が1.5~2倍くらい高いです。

 

④に続く

esekyotogin.hatenablog.com

大学生/若手社会人向け 大手企業の技術系総合職で働いてみてわかったこと②

 

②社会人5年目まで

<言いたいこと>

・基本的にはホワイトな傾向が続く

・給料はあまり上がらない(残業なしで500~550万くらいか)

・30歳までに半分くらいは結婚

OpenWork・友人・同僚などを見ていて上記のような傾向です。

感覚としては、研究職とか開発職はあまり残業しない人が多いです。納期もプロジェクトによると思いますが、そこまできついものはなく、極めてホワイトといえます。そのため、残業代がつかず、出張手当とかもないため、同期入社した営業や、生産管理系よりは給与が100万ほど低めになる傾向があります。

 

昇給については会社によると思いますが、年次ごとの給与の上げ幅は、製造業の場合月額3000~5000円くらいが平均ではないかと思います。年収でいえば10万円アップにもならないです。ちなみに総合商社では100~200万ぐらい上がります。

 

下記に示したデータでは、役職がつくことによって大幅に上がる年があるので、5年平均すると昇給幅が少し高めに出ています。

メーカーでは役職がつくことで年収が上がります。

 

結婚については、大学時代から付き合っている相手がいる人は、社会人2,3年目で結婚する人が多いため、院卒であれば25~27歳くらいで1次結婚ラッシュになります。2次のラッシュが30歳前後に来ます。

 

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入社5年までの給与や働き方

③に続く

esekyotogin.hatenablog.com

 

 

化学系の学部・大学院出身者のホワイトカラーキャリアについて(コンサル・商社・官公庁・その他進路)

コンラッド東京28Fのレストランからの眺望

(今回の内容は主に回顧録とか、経験談とかです)

前の記事などでも書きましたが、私は旧帝大の大学院を卒業し、大手のメーカーに入ったものの、あまりの「人生行き詰ってる感」に堪えられず、5年目の冬に転職活動をし、大手町のコンサルティングファームにインダストリー部門のコンサルタントとして中途入社をしました。

その際に考えたことを共有させていただければと思います。

 

 

私は、もともと高校生の時は「エネルギー業界を変えられる仕事」がしたいと考えておりました。

高校生当時、2010年くらいですが、新聞やテレビのニュースなどでも良く環境に関する項目が取り上げられていました。若者心ながらにこの分野は将来ますます重要になってくる、と根拠のない自信もあり、京都大の工業化学科に進学しました。

太陽光発電のパネルがもっと安価になれば再生可能エネルギーの未来は大きく変わるのではないかと思っていたのです

 

しかし、とても調査が甘かったのですが、京都大学再生可能エネルギーの研究の知名度はたいして高くないのです。

そもそも、世界大学ランキングで10位以内に入っていない大学で、その研究機関で研究したところで、エネルギーの需給構造を変えられる可能性があるのでしょうか。目標に対して最短のルートを選ぶべきなのに、なんとなく進路を選んでしまったことは非常に勿体なかったと思っています。

なんとなく環境関連の目線で研究できる分野として、光触媒の研究室を選択し、それなりの研究を2年間やって就職を迎えました。

 

就職の際には、国家総合職(当時は特許庁を狙って経産省)の受験も考えましたが、研究にある程度時間が割かれてしまうこともあり、断念しました。

ただ、これも勿体ない決断でした。しっかり対策して受験だけでもすべきだったと思います。

これには理由がありまして、今になって思うと、日本の産業構造を動かしているのは、大きく分けて二つの力だと思っていて、そこに入れるかどうかが私の夢であった「エネルギー業界を変えられる仕事」に就くための筋道だったと思うからです。

 

大きな力の一つは、行政による強制力です

少し話が飛んでしまいますが、私達の支払う電気料金には再エネ賦課金が上乗せされています。この賦課金システムを導入したのは、資源エネルギー庁が置かれている経済産業省です

太陽光発電の導入がある程度日本で進んだのは、再エネ賦課金が私達の日々払っている電気代に上乗せされ、パネルを設置した人に還元する形でお金がばらまかれているからだと考えています。そのような、国民から税金や制度として強制的にお金を徴収し、事業を促進する方向性が示されたときに、企業がそれに反応して産業構造が変わっていくような動きが、この10年ほどで起きていたように思います。(とはいってもなかなか普及率には厳しい部分がありますが)

つまり、お金の流れを強制操作し、産業構造そのものを変える力があるのが行政だということです

 

 

もう一つの大きな力は、ビジネスモデル(収益構造)の変革です。

最近で言うと、既存のビジネスモデルから大きく変革した事例はたくさんあると思いますが、殊、産業部門などで例を挙げると、TESLAの電気自動車などが良い事例かなと思います。

参考までに下記の記事から内容を抜粋します

・【知れば知るほどワクワク】テスラのビジネスモデルがヤバい! | 旅リーマンどっとこむ (tabiryman.com)
・テスラの練り上げられた作戦に脱帽してしまう訳 | 経営 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

簡単に記事を要約すると、

・イーロンマスク自体が広告塔

・初期は富裕層向けの高級車路線だった

・デザインが革新的

といったような項目が、日本の自動車メーカーとは異なる点としてあげられます。(日本は比較的、大衆向け路線で、素人から見るとどれも同じような形ですよね)

ここで言いたいことは何かというと、

もちろんTESLAの車には、日本の車と同様かそれ以上の先進的な技術(例えば蓄電池や、車全体を統率するAIなど)が組み込まれていますが、

いくらその技術が便利で、環境にやさしい、倫理的には買うべき存在だとしても、「その商品が売れるかどうかは全く別次元の戦いに懸かっている。」ということだと思っています。

つまり、技術的には成熟しているとしても、「魅力的だと思ってもらえる商品」でなければ売れないという当たり前のことなのですが、案外これが、実現するとなると難しいことになってきていると思うのです。

 

序盤の、太陽光パネルの事例に戻ってみますが、

もし仮に、太陽光パネルが、

・美しいデザインで

・富裕層向け(初期)

といった、これまでのエネルギー市場にない価値観を持ち込むことができていたら、ある程度市場が開拓されることで、製品コストが下がり、大衆も容易に導入できるようになっていた可能性はあったのかなと思います。

 

 

 

改めて、キャリアの話に戻ります。

上記の二つの大きな力の事例から考えるに、

エネルギー業界(や、既に大企業がたくさんある化学業界など)が今後大変革していくには、やはり二つの道もしくはその両方を同時に進めるしかないと思っています

①行政面から、ある程度の強制力を持って、多少の犠牲を払いながら産業構造を変革していく(例えば水素を中心とした社会や、再エネを中心とした社会へ進むインフラ整備等を税金で実施していく)

②今後変革していきたい方向性に、技術とは異なった視点で、新たなキャッシュフローを生み出す構造を持ち込む(顧客層の深堀、ブランディングなど)

 

これらの事をやろうと思うと、企業に雇われている技術者では、正直退職するまでに達成することは難しいでしょう。

そうなると、どういった選択肢があるのか、改めて考えてみました。

安易ですが、以下のような業種に携わることができれば、遠からず近からずといった何かしらの形で、変革に参加できるのではないかと思います。

 

 

①行政面からの変革をする場合

・省庁、地方公務員等

・パブリックセクター向けコンサル

・商社の産業部門

 

②ビジネスモデル(収益構造)の変革をする場合

・大企業の企画室

・インダストリー向けコンサル

・商社の産業部門

・スタートアップ企業、大学発ベンチャー

 

いずれも、企業の研究者という選択肢は出てきません・・・・

いわゆるホワイトカラーの職種になります。

 

ここで私が言いたいことは、

研究者になる意味がない、ということではないです。

やはり研究者になること自体には夢があると思いますし、研究者の積み重ねてきた実績が、商品になっていることは間違いない事実だと思います。

ただ、今の日本の企業は良い意味で盤石の体制であり、新しいビジネスや、大きな変革にはなかなかついていけません。特に、「技術はあるけど、既存インフラを壊したくない」とか「技術はあるけど、投資できない」といったことが、とても多いような気がしているのです。(前職の経験から)

せっかく研究者が作った技術を、なぜ使わないのか私にはよくわかりません。儲からないから、という理由なら儲かるビジネスモデルや仕組みを考えなければなりません。既存インフラを使えないからという理由なら、投資するための余剰資金を生み出さなければなりません。

そういった仕事はホワイトカラーの最も重要な役目の一つではないかと私は思います。

 

研究開発とコーポレート機能はどちらが欠けても会社としては成り立ちません。しかし、今の日本のエネルギー・メーカー企業群は、どこか、その両者がそれぞれ独自に進化してしまった感が否めないなと思っています。

私としては、自分がその両者をつなぐ役割であり、上記を成し遂げられる人物でありたいと思っていますし、そういった方が今後、たくさん出てきてくれて、いろんな技術をどんどん実用化できる社会が来ることが、業界の発展に役立っていくんじゃないかなと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究室とか大学院って実際どうなん、という話、 研究室選びで悩んでいる方へ

富山県 松川の桜

 

ちょっと短いですが少し書かせていただきます

 

(前置きになりますが、

昨年後半は転職活動に明け暮れまして、結局、所謂総合コンサルに新たな軸足を置くことに決めました。

1月から始め、約半年各種のPJをこなしてきましたが、今のところ、まずまずやれている方ではないかと思います。)

 

さて、タイトルの通り、本題に入りますが

ある程度しっかり勉強されて大学に入られた理系の方は、大学四年のはじめに研究室選び(ゼミ選び)をされ、大学院試験を受けると思います。

あくまで私見ですが、大学4年でのベストなキャリア選択って何だろうという話をさせてください。

 

結論としては、「同じ学校の大学院は選択しないほうがいい」だと思っています。

 

 

 

 

ーー①大学3年で、就活を視野に入れるべきーー

 

大きく分けると、大学3年の進路の振り方として、

・就活する

・進学する

の二通りがあると思います。

まず、どうしても研究がしたい、という人はぜひ進学しましょう。
ただし、どの大学院に行くかは後述

実際のところ、経験上、大学の1~3年で研究への熱意を持っている人というのは全体の2,3割くらいなのではないかな、と思います。

私も入学当初は大学でどんな成果をあげてやろうかと思って入学していましたが、4年になるころには惰性で研究室に入り、惰性で院進学をしてしまった感がありました。

もちろん、「大学院を出ている」という箔みたいなものはつけたかったのですが、あまり深く考えていなかったように思います。

まずは、大学3年時点で就活する(しかもメーカーじゃなくて、商社、コンサル、金融など理系が結構活躍できる、高給な職はいくらでもあるのだが、意外とみんな見落としがち)ことをぜひ知ったうえで検討してほしいと思います。

※良くある勘違いとして、以下のようなものがあるので、ご参考までに。

「メーカーも、四季報見る限り平均給与高いし、院卒して技術者として入れば文系にも給料で負けない!」

四季報に書かれているのは平均であり中央値ではありません。まずはOpenworkやOpenmoneyで30歳時点の平均給与を比べてみると参考になると思います。あと理系は2年、社会人になるのが遅れますので、その時点で昇給が遅れる可能性も考慮する必要があります。

「給料で多少は文系に劣るとしても、そんなに生活水準変わらないのでは?」

勤務地が変われば生活スタイルが大きく変わりますし、給与に現れない福利厚生で大きく差があるケースが結構あります。

特にメーカーの福利厚生はひどいです。○レに行った友人は、岐阜の大垣勤務でボロボロの寮に12000円払わされるが、女子寮は駅チカの借り上げのマンションで8000円。

かくいう私も、男子は今にも地震でつぶれそうな小平駅の寮に8000円、女子は国立駅の大学近くのおしゃれな寮(こちらも借り上げマンション)などという格差を見せつけられていました。

 

上記のような状況でも、どうしても研究職に一度就いてみたい、という気持ちもよくわかりますが。。。。

とにかく就活という選択はぜひ一度考えてみてください。まずは①四季報を買って、②リクルートスーツと靴を3万くらいで買って、③説明会に行ってみてほしい!
ということが伝えたいです。オンラインの開催も増えていると思いますし、もしかしたらスーツも不要で参加しやすいのではないでしょうか。

 

 

ーー②大学院進学でもブランディング(学歴アップ)すべきーー

次に、大学院に行ってみて、自分が研究に向いているのか見極めて(博士も視野に入れたりして)みたい、という方についてです。

その大学のまま、進学する意味ってありますか?ということをぜひ考えてみてください。

大学院進学に際し、今の大学より入るのが難しい日本の大学(あくまで偏差値の話ですが)や、海外の大学を視野に入れてみてはどうでしょうか

いくつか海外の大学のメリットを書いておきます。

(I)海外での経験値があると、日本の企業の就職、とくに転職において有利

(II)日本の企業文化が合わないなと思ったら海外での就職が視野に入れられる

(III)東大なんかよりさらにレベルの高い教育に触れられる

(東大ですら世界では40位くらいなので。。。その他の日本の研究機関もたかが知れている)

(IV)キャリアは自分で作るもの、という意識を再確認できる

個人的には、社会人になってから、強く感じさせられるようになったのは(I)、(II)、(IV)ですね。

どの海外大学が現実的にあり得るか、オンライン大学院とか今はかなりたくさん選択肢があると思いますので、次回以降で少しまとめて書きたいと思っています。

 

ーー③今ならまだ間に合う、大幅な進路変更ーー

もう研究とか、就職とか考えるの面倒だけど、「とりあえずお金は稼ぎたい」という人には以下のような選択肢もあると思います。

大きく分けると下記のような大幅な進路変更が、まだ比較的簡単にできると思いますので、一考の余地ありです。

(I) 航空大学に編入する

(II) 医学部に入りなおして医師を狙う

(III) 法学部に編入し司法試験を狙う

(なぜ上記のようなパターンを検討するかはまた別の機会に詳しく話させてください。。。

ただ、ざっくりいうと、

収入面で申し分ない

(これまでの努力を何で回収するかというと最もわかりやすいのが、お金だからです。人は努力に見合ったリターンがないと頑張れない生き物だと思うので、お金という物差しでリターンをはかる事は重要です。)

独立を視野に入れやすい

(これからは個人の時代なので、めちゃくちゃこの視点も重要だと思います。※除:パイロット)

という理由で、上記の進路3案を挙げさせていただきました。

 

 

 

乱文になってしまいましたが、

いったん今回のエントリはここまでにしたいと思います。

少し遅れると思いますが、そのうち続きを書きたいと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします。